タナカマサキ。

2020/3/1 ブログをNoteに移行しました、今後ともよろしくお願い致します。

稽古の音出し(QLab/キューラボ)について

*記事をnoteに移行しました。

キューラボについての記事もnoteで更新(追加)していく予定ですので、

下記よりnoteの方を御覧ください。

note.com

 

 

この仕事で避けては通れないのが、稽古での音出し

 

 

*音出し

劇で使う音楽や効果音を稽古中(本番は音響さんが流すのだけど、多くの場合稽古の終盤にならないと来ない)に出す事。

台本を見て決まったタイミングで、適切な音量で流すセンスが問われる、一番怒られやすいやつ。

 

 

特に劇団の現場は、基本ミュージカルなので、中々な量の音源とキッカケがある、

若かりし頃(痩せていた頃)は、CDデッキを複数台用意して職人技の様な事をしていたけど

(・・・AデッキでM1出して曲終わりにそのままBデッキでブリッジ出し、

Aデッキはポーズして次のトラックにしてボリュームを下げて、Bデッキで流れているブリッジとクロスフェード みたいな、テキストで書くと大変・・・しかも前回と違うデッキが配備されたりすると、まず手の配置と運指のシュミレーションから始める事になる)

 

やっぱりCDデッキで何回も何回も再生と停止を繰り返す事はミスにつながるし、そもそもジャンプの振動でCDが音飛びしたりする。

 

間違えて取り出しボタンを押してしまい、Mが途切れて演出家に怒鳴られ、稽古場の注目を一心に集めた中、CDが吐き出されて来る。

なんて事も有った(今でも夢に出てくる)。

 

音出しミス恐怖体験をみんなから集めて、いつか1本の記事にしたいな、と思う。

 

 

 

 

え? 

そんなミス、お前にしか経験ないだろって?

 

 

 

 

じゃあ、抜き稽古の最後に「ありがとうございました!」って言ったら

「ありがとうじゃねえよ!出来てねえんだよ!!!」ってブチギレられた事もない?

 

 

 

 

 

あるあるじゃないの?

 

 

 

 

 

初対面の演劇人と仲良くなる手っ取り早い方法は、

下ネタを話すか、こういう怪談を話すかだと思っている。

 

そんなネガティブBOYは、もう26歳。

初めて稽古場で音出しをしたあの日から、早11年が経つのだという事実に、畏れ慄いている。

 

 

 

 

 

閑話休題

反射神経も衰えてきたし、無理な体勢で2台出しをし続けると腰が痛いし、反射神経も衰えてきたので、

数年前から(姫神楽のリバイバル初演の途中だった気がする)QLab(キューラボ)というソフトを使って音出しをしている。

 

このキューラボというソフトが、無料(機能充実した有料版もある)なのに最高。

自分がMacを使っている最大の理由は、このキューラボがウィンドウズで使えないからだったりする。

 

 

なので、このキューラボを布教している、Macを持っていることが条件なので、中々普及しないけど。

使い方は滅茶苦茶簡単で、ソフトをインストールして、立ち上げたら、

左側の下から二番目、+のマークの”New Workspace”を選択する。

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最初の画面

 

そうすると、ワークスペースが新しく立ち上がる、

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Workspace

 

あとは、この中央の縞々の部分に使いたい音源データ(小づつみ.mp3)をドラッグすると登録される。

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音源登録

 

音を鳴らすだけなら、これで準備完了。

あとは、鳴らしたい音源(小づつみ)が選択されている(青くなっている)事を確認して、スペースキーか、左上の「GO」ボタンをクリックすれば、音源が再生される。

停止したいときは「esc」ボタンを押せば停止される。

 

あとは、鳴らしたい(台本のキッカケ順に)音源をドラッグしていけば、最低限は大丈夫。

CDやiTuneと違って、曲が終わったら次の曲に勝手に行くこともないし、曲を重ねて流す事も可能。

 

他にも機能はたくさん有って、曲をフェードアウトしたり、フェードインしたり、任意の秒数から開始させたり、ループさせたり、かなり簡単にいろんな事が設定可能。

詳しい事は、いろんなサイトで優しいキューラボマスター達が教えてくれているので、そちらを参照してください(放棄)。

 

 

ただ、どこまでいっても基本はドラッグ&ドロップで、上から下にキッカケ順に並べていくという究極にシンプルな構造。

プロの音響マンは基本的にLIVEというメチャ高価なソフトを使っているのだけど、

稽古場の音出しや、軽いイベントや発表会の音出しであればキューラボで十分に、本番まで可能だと思う(というか、私はそうしています)。

 

 

 

 

 

なので、みんなキューラボを使おう!

 

まじで。

 

小さい現場で演出が音出しも兼任する場合なんかも、CDデッキだとやることが多くて芝居に集中しづらいけど、キューラボなら基本的にスペースキーを押していくだけなので、演出にもおすすめです。

 

 

というか、今の人はほぼ全員使っているのでは?

「いまさら笑」と思われているのでは?

まあそれだったらユートピアだからいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後、音出しや演出部関連の事で悩んでいた事や気になる事を書いていくのも、楽しいかもと思った。

 

 

取り急ぎいま思いつくのは

BEHRINGER henyx302というミニ卓が最高。

・キューラボでMとSEを分けて出したい。

・稽古場用にもガナリマイクを導入したくて(無いんかい)アマゾンで買った激安ワイヤレスハンドマイクの話

・アマゾンで売っているワイヤレスピンマイクは実際どの位使えるのか。

 

とか。。。

 

とにかく

「キューラボは最高!みんな使おう!!

キューラボを作ってくれた人(そしてフリーで使わせてくれるなんて)本当に感謝」

という気持ちがデカ過ぎて、面白くない記事になったのでは、と心配ですが、

そもそも面白く無いので安心です。

本当は、心が真っ白な真面目人間なので、これが本質だと思ってご勘弁ください。

 

 

 

 

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